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更新日:2026 / 01 / 15
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石橋 誠二氏【福岡県福岡市】 インタビュー

最も得意とされている業務分野からお聞きします。

当事務所では何でもやりますから、労務管理のこの分野だけが得意ということはありません。あくまでもオンリーワンを目指しています。それでも強いて挙げるならば、人事管理でしょうか。

例えば以前、ある製鉄会社の主任・課長クラスに対し、「社会人として、また企業マンとしての一般常識をふまえた上で、ふさわしい知識を習得することが必要である。それによって信頼関係を構築し、企業に繁栄をもたらすことが出来る」といった内容のセミナーを実施しました。当事務所を会場に、毎回5回ずつ行うという形式です。セミナー終了後には結果をまとめた報告書を社長に提出するなど、その後のフォローについてもきめ細かく対応したので評判も良く、かなり長い期間続けましたが、本来の仕事に支障が出る程忙しくなってしまい、ある段階で打ち切らせていただきました。

基本的に相談は、事務所に来ていただいて直接お受けしています。就業規則や退職金制度も仕事として当たり前ですから、特化した専門分野とは言いきれない訳です。

就業規則は、コンプライアンスの問題を含めて、特に重要視されていますね。

就業規則は、あくまでも企業繁栄の手段としてのものでなければならないと考えます。既存のものや、それをベースにした簡単なものでは通用しません。まず、会社をよく知るために社内に入り、半年程かけて実態を把握してから始めます。細かく打ち合わせを重ね、オーダー通りに作ることによって信頼関係も生まれるのです。ですから、こちらから出来ないとお断りをしたことも、もう任せられないと言われた顧問先もありません。

先方も「仕事をお願いしている」、こちらも「仕事をさせてもらっている」という気持ちが良い人間関係を築き、一つの絆となっていますので、何でも相談をしてくださいます。「この方には、ここまで話しても大丈夫」という安心感が生まれるのでしょうね。

事務所の特長についてお話ください。

父の代からの事務所で社歴があり、元々顧問先に恵まれている事務所ですから、先程も申し上げたように特別に前面に押し出す分野はなく、いわば「オールマイティ」です。あらゆる業務において質の高いサービスを心掛けております。法改正があった場合には、その都度顧問先の経営についてケアをし、それに加えて顧問先のメリットになるような部分、例えば助成金等を提案していく。これが事務所の基本的な姿勢です。

お父上の石橋誠先生に伺います。開業当初はご苦労もあったことと思いますが?

約40年前になるのですが、当初福岡には社労士は10人もいなかったと思います。法律が出来て2年目ぐらいで、この仕事に対しての認知度が低かった。福岡は保守的なので、法律が出来たことさえ知らない人も多かったのです。その頃は、労務制度を守備範囲に税理士さんが仕事をしていました。社会保険の手続きに必要な賃金台帳すら、金庫にしまい込んで見せてくれない方ばかりでしたよ。保険屋というイメージが一部にあったため、いくら説明をしたくても耳を傾けることさえしてくれなかった。そういう時代だったのです。話を聞いてもらえるまでが大変でした。それは、あの時代特有の苦労でしたね。

石橋誠二先生は、ご子息として事業を引き継ぐことは決めていたのでしょうか?

私は、大学を卒業して直ぐにこの業界に入ったので、一般企業の経験がありません。ただ、すぐにこの事務所には入らず、別の事務所に修行のつもりで5年程お世話になっておりました。そこで資格を取って経験を積み、こちらに戻ってきました。高校生の頃から父が自営業なのは分かっていましたが、業務内容までは分かりませんでした。こういう仕事は一般の人には分かり難いですね。父から、仕事に対する具体的な話を聞かされ、「父が努力を重ねて築いたこの地盤を継ごう」と思い始めました。法律を勉強することから始め、その道を粛々と進んできたという感じです。

業務における今後の展望をお聞かせ下さい。

就業規則の重要性が注目される時代ですので、その改定が業務として浮かびますが、意外に企業は「取り敢えずあればいい」という考えの方が多いのです。従って、その大切さを訴えていきたいということと、もっと読みやすい就業規則を作るアプローチをしたいと思います。就業規則は従業員に理解してもらわなければならない規則なのに、条文に難しい表現が多くかなり読みづらいものです。誰でも理解が出来て、さらに、誤解が生じないような就業規則に作り直す提案をしていきたいと考えております。

また、高齢化社会において、高齢者の活用と賃金や年金の相関関係は必ず出てくる問題ですから、いかにうまく経営と合致させるかという面も、アピールして行きたいと思います。

事務所の展望としてはいかがですか?

「この事務所に依頼すれば、一から十まで何でもフォローしてくれるから安心だ」という評価を頂ける事務所にしていきたいと思います。社労士と労働保険事務組合という仕事がありますが、それ以外にも、建設業の方々を対象とした国民健康保険組合の出張所もやっていますし、それに付随して労災保険の一人親方制度も扱っております。もちろん、その他に新しい面にも取り組んで行きたいと思っており、実は今色々と試行錯誤している最中です。

最後に趣味についてお話ください。

ゴルフですね。ゴルフは一人では出来ませんから、顧問先の方とプレーをさせていただくこともあります。仲間に加えていただき、一緒にコースを回るうちに意気投合をして、実際、顧問契約をしてくださった会社もあります。

インタビューを受けた社会保険労務士

石橋 誠二

福岡県

福岡労務管理事務センター
社会保険労務士業務のみではなく、労働保険事務組合や建設国保も完備しており、オールマイティーのサービスを提供致します。
又、高齢者の有効活用や助成金についても実績があり、今後必ずやってくる高齢化社会に対しても、企業側の立場を考慮し、適切なアドバイスを行っていきます。
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