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更新日:2025 / 10 / 17
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砂森 浩明氏 【岡山県岡山市】社労士インタビュー

中心とされている業務についてお伺いします。

労災保険や健康保険などの労働・社会保険に関する相談・手続代行を行う「労務顧問業務」、作成件数350社を超える実績を基に、労使トラブルを未然に防ぐための「就業規則作成業務」、専門知識をもってスピーディーかつ正確に行っていく「給与計算業務」、数多くの申請実績を基にした「助成金申請業務」を中心に活動しております。

当事務所は、人事・労務のプロとして、お客様が直面する諸問題について全力で事業運営をサポートしております。

助成金については、最近は申請がたいへんとお聞きしますが。

当事務所が運営しております、「岡山・倉敷助成金サポートセンター」のホームページを見たお客様から、「助成金はどんな時にもらえるの」と、質問をされることがよくあります。確かに最近は、助成金の種類も多いですし、内容も複雑化しており、私たち専門家でも、どのような助成金が該当するのか判断に迷うことがあります。

また、申請時には法定帳簿の整備や時間外手当等のチェックをされるなど、細かいところまで審査されております。ただ、そもそも厚生労働省関係の助成金は、人材の雇用に関する助成金であり、その財源は企業が納める雇用保険料で賄われております。

したがって、雇用保険料を納めているのであれば、雇用に関しての一定の条件を満たせば支給されますし、当然に支給されるべきものだと思います。しかしながら、その種類や手続きの煩雑さなどから、せっかく受給できるはずの助成金を受給していない会社が多々見受けられます。

私どもの事務所では、まずご相談を受けた案件に対し、助成金受給の可否をお知らせするとともに、会社にあった助成金のアドバイスを行っております。せっかく受給できる可能性があるのであれば、ぜひ申請していただきたいと思いますし、自社で無理なのであれば、1社でも多く受給できるように、私どもがサポートしていきたいと思っております。

岡山県南エリアを中心に業務を展開されているようですが。

私どもの事務所では、地域密着ということで、岡山県南地区(岡山市、倉敷市、玉野市)を中心に事業活動を行っております。今の時代、電子申請という便利な申請手続きができたり、テレビ電話やスカイプといった通信機器のおかげで、全国のいかなる場所でも、その場にいるような感覚で業務を行えると思います。ですので、全国対応可能といった他の事務所さんもあるのかもしれませんが、私どもの事務所では、そのような対応は現在は行っておりません。

私の考えは、やはり何かあった時には、すぐに顧問先に伺う、また実際お会いする面談の中で何かお互い感じるものがあったりしますし、面談の際にちょっとした相談事をお話していただき、それが後々のトラブル防止に繋がったということもありました。

そのような対面を重視する地域密着の考えは、今風に言えば古い考えなのかもしれませんね。ただ私としてはそういった考えも大切にしていきたいと思っております。

社会保険労務士個人情報保護認証事務所(SRPⅡ)とはどういったものなのでしょうか。

「社会保険労務士個人情報保護事務所(SRPⅡ)」とは、個人情報保護に関する運用体制、規定類、記録、実施状況などの取り組みについて、特定個人情報保護評価書を作成し、マイナンバーに対応した安全管理措置が講じられた社会保険労務士事務所に対して認証する制度です。私どもの事務所では、平成28年9月1日付けで、全国社会保険労務士会連合会より、「社会保険労務士個人情報保護事務所(SRPⅡ)」の認証を受けました。

社会保険労務士の事務所では、業務上、お客様の大切な個人情報を非常に多く取り扱うことから、個人情報及びマイナンバーの取り扱いには、非常に慎重さを求められております。ですので、個人情報を含む情報管理には細心の注意を払っておりますし、またUTM(統合脅威管理)機器を導入するなどして、外部からの不法侵入を防ぐセキュリティの強化も行っております。顧問先のマイナンバーについても、クラウドによる管理を行っております。私としては、お客様に安心感を与えることも、大切なことだと思っております。

最後に貴事務所の経営に関するお考えをお聞かせください。

人事・労務管理は、会社の根幹を成す重要な部分です。そのため、ご相談をお受けする場合には、“信頼関係がとても大切な要素になる”というのが私の考えです。社労士によって得意分野・専門分野も異なれば、仕事に対する考え方・スタンスもさまざまです。もちろん料金やサービス内容も違ってきます。

手続きや申請代行を安く済ませることだけを求めるのであれば、私たちは選択肢の中には入らないかもしれません。私どもの事務所が全力でサポートさせていただきたいのは、同じように信頼関係を大切にお考えの経営者の方です。事業経営に真剣に取り組む経営者の方に選ばれ、信頼されるパートナーでありたいと常に願っております。

そのために、スタッフ全員、依頼のあった業務のみに関わらず、常に顧問先のことを考えてプラスαの仕事を心がけて取り組んでいます。これからも、誠心誠意を信条に、長いお付き合いができる関係を大切にして事務所を運営してまいりたいと思っております。

インタビューを受けた社会保険労務士

砂森 浩明

岡山県

砂森社労士事務所
 社労士には、人事・労務といった会社の根幹を成す部分について相談
することになりますので、信頼関係はとても重要な要素になってきます。
長いお付き合いになりますので、相性も大切です。

 当事務所は、スタッフも含め、常に顧問先会社のことを考え、依頼の
あった業務のみに関わらず、常にプラスαの仕事を行うよう心がけ取り
組んでおります。事業の経営に真剣に取り組んでいらっしゃる顧問先の
経営者の方を、真剣にサポートしていきたいと思います。
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